毎日バタバタしていてブログに触れる時間も取れていない今日この頃。家に帰るとすぐ横になる日々が続いた。仕事があるのはありがたいことではあるけど、やっぱり余裕がある生活の方がいいや。まだしばらくこんな日が続きそうだけど、身体を休めつつ過ごしていきたい。
そんなわけで、ほぼニュースにも触れられず、SNSを見ると「マンボウ」と騒いでいる友人がたくさんいて、これはなんぞやと思ったら、「まん延防止」のことなのだね。略語っていいのだけど、何のことかわからなくなるのでたまに困る。
インドネシア語も略語が多い。ローカルスタッフばかりのチャットルームを見ると、何を書いているのかさっぱりわからない。これはどういう意味?と聞くことも多い。でも覚えられない。そして、年代によって略語も変わるらしい。これは日本でも同じことが起きているだろう。
そういう意味では、言語は日々変わっていっているのだろう。もちろんベースはあるのだけど、その年代に流行った言葉や、一部の人しかわからない言葉もある。確かに、身内しか通じない言葉ってあるもんな。
その昔、大学の卒業論文では、同じ言葉でも捉え方の変遷をテーマにしたものを書いた。国を占領するとき、言葉はとても重要で、その昔、日本軍が日本語教育を行なったのは、その影響があるようだ。また、わからない言葉を話す人をスパイと仕立て上げたのは、今となっては悲劇の歴史だけど、国を形成していく上ではそうしなくてはならなかったという話も文献で読んだ。
言葉が理解できると、それを広めるメディアによって、さらに同じ考え方にしていく。このようにして相手国を占領していくらしい。そんなことを考えると、他国の言語を学んでいれば、他の情報を入手して、自分で何が正しいかを考えられる。
しかし今では、Google翻訳に入れてしまえばある程度の意味を理解できる。それに、他国のニュースや情報も手軽に入手できるので、昔のやり方は通じなくなってきているだろう。自国のメディアしか触れていないと、それはそれで考え方に偏りも出てくるため、なるべくならば世界中で多く使われている英語メディアに触れた方がいいだろう。
そんなわけで、ジャカルタに来てからは、英語メディアにも触れるようには意識している。英語の勉強にもなるし。もちろんインドネシアのメディアにも触れるけど、まだまだ言語力が足りなくて、意味を捉えられない。意味を知りたい好奇心はあるので、勉強のモチベーションにはなる。ここ最近は、この時間を作れていないので、多少ストレスも感じている。
ところで、東京や大阪などではまた緊急事態宣言が出たようだ。何でも夜20時以降は、街灯以外の街の電気は消さなくてはならないや、酒類販売禁止なんかの話も出ているようで、息苦しさを感じる。見回る人もいるのだろうか。とても嫌われてしまいそう。ネオンが悪いわけではないのに。お酒が悪いわけではないのに。ここまで引き締めてしまうと、どこかで反動が来るのではないだろうか。これこそ戦時中みたいだな。
遠い異国にいるとそんな目で見てしまうけれど、日本に住んでいても同じことを感じただろう。どこに向かいたいのかがさっぱりわからない。しっかり支援金を払うから、休んでくださいならば納得もいくだろうに。飲食店を営んでいる友人も多数いるので、大丈夫だろうかと心配になる。まぁ、休暇にしてしまおうと思っている人もいるだろうし、逞しい人たちばかりだから大丈夫だとは思うけど。
もうすぐインドネシアの大型連休が始まる。日本に一時帰国する人もいるが、一様に今の日本に帰国しても仕方がないという声も聞く。もちろん、家族に会えるなど、それ以外の楽しみがあるし、遊びに行くわけではないからいいのだろうけど。日本の状況を報道から見る限りでは、まだジャカルタの方が過ごしやすい。そこまでの息苦しさはないから。そこまで締め付けられないのも理由の一つだろうけど。
早いところ、ワクチンを行き渡らせて、移動も含めた自由な日々に戻ればいいのに。でもこれは、もう諦めてどれでもいいから、ワクチンを打たせてしまおうと考えている人がいるのではないかという勝手な陰謀論も出てきてしまうけど、そんなことはないかな。なかなかシンドイ時期は続くけど、明けない日はないと思うから、その日までやれることをやっていこう。
ということで、本日の1曲はこちら。
Giring Ganesha Feat. Cynthia Ganesha - Tahan Dulu (Official Music Video)
ラマダンの今の時期だからの曲なのかな。ラマダンは祝福に満ちているという歌詞もあるぐらいだから。でも、とても明るい曲で、気持ちも高ぶる。この時期は、特別なのだと感じさせてくれる1曲。
ブログで紹介してきたインドネシアポップスを、Spotifyのプレイリストにまとめています。ぜひ、聞いてください。